資格対策学習法~英検®編~

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英検®対策のプロに聞く!講師インタビュー

資格対策のプロに聞く!今回は「英検(R)」について、武藤先生にお話しをうかがいました。学生時代がから英語に多く触れられる環境にいて、長い外資系企業での経験を持つ武藤先生。その先生でも英検(R)1級は一筋縄ではいかなかったというので、1級合格がいかに難しいかがうかがい知れます。これから英検(R)1級を目指す皆さんは、武藤先生が英検(R)1級合格に至るまでに経験したことをぜひ参考にして、「合格するために今何が必要か?」を明確にしましょう。

武藤先生
  • 武藤先生
  • 外資系の会社に20年以上勤めていた経験があり、受講生の皆さんからも、論理的・体系的に英語を教えてもらえると人気の講師です。また、教材やその活用法に関する知識も豊富で、受講生のレベルやニーズに合った教材を提案してくれます。

講師インタビュー

全問題集を解いているうちに迷いが確信に変わり、英検®1級を受験することに。

ーまずは先生が初めて英検(R)対策の勉強を始めた時と、受験した時のエピソードを教えてください。
学生時代から人より多く英語の4技能に触れられる環境ではあったので、最初から英検(R)1級を受験しました。準1級と多少迷いはしましたが、全問題集を解いているうちに迷いが「大丈夫」という確信に変わり、1級を受験することにしました。英検(R)準1級以上を目指す人は、少なくともわからない文法事項や聞こえない音がないレベルです。一方で「英語らしい英語」に慣れているか、慣れていないかが大きく影響します。準1級は日本人の発想で理解しやすい内容の問題が多いのですが、1級はその逆で、日本人には理解し難い発想、角度から問題が展開されます。私はThe Japan Newsを読むことを日課にしていましたので、「英語らしい英語」には慣れていましたが、もし英字新聞の購読を日課にしていなければ、英検(R)1級一次試験一発合格は難しかったと思いますし、一級受験も「大丈夫」とは思えなかったと思います。
ー初めての英検(R)1級受験、結果はいかがでしたか?
一次試験は入念な対策により一度で合格できましたが、初めての二次試験は落ちました。内容が難しいのは当然ですが、自身を英語環境に置いているという自負が準備不足を招いたのかもしれません。面接官はネイティブで、真っ向からディベートを仕掛けるタイプ。ディベートの訓練などしていない私は、頭の中が真っ白になったのを覚えています。その結果、矛盾した発言をしてしまうなど惨憺たる結果でした。今から考えると、日常会話程度しかできないレベルだったので当然です。

日本人講師について特訓した英検®1級の二次対策。英語人生の中でこの頃一番英語力が「伸びた」気がします。

ー不合格になった後はどのように次の試験に備えたのですか?
初めての二次試験での反省を踏まえ、先生について特訓することにしました。先生は日本人のほうが質問しやすいと思って探しましたが、当時は英検(R)1級を教えている日本人講師が少なく、わざわざ1時間半かけて先生の個人宅まで半年ほど通い、代表的なスピーチトピックを30題ほど練習しました。先生は私が書いたスクリプトを丁寧に修正してくれましたし、それに関連したディスカッションも毎回英語で行ってくれました。とにかく充実したレッスンで、わたしの英語人生の中で、この頃一番英語力が「伸びた」気がします。現在は日米英語学院で英検(R)1級の二次対策も担当していますが、このときの先生のやり方を踏襲しつつ、さらにTOEFL(R) iBTテストのスピーキング手法も取り入れています。この手法で当時は2回目で二次試験に合格することができました。

すべてに関して自習はできない。インタラクティブな「考える」レッスンを心がけています。

ー先生がレッスンで大切にしていることは何ですか?
レッスンではまず「わかりやすく」を大前提にしています。その上で、リーディングとリスニングではパッセージの内容を俯瞰して、要旨を把握する訓練を繰り返して行い、ライティングとスピーキングでは生徒さん自身のアイディアを「どれだけ説得力のある英語にするか」を意識して行っています。すべてに関して自習ではできないですから、インタラクティブな「考える」レッスンを心がけています。また、中学生や高校生の皆さんは英語力の他にも背景知識が十分でない場合がありますので、英語以外の一般教養も丁寧に説明を心がけています。
ー英検(R)を挑戦しようと思っている方や未来の生徒さんへ一言お願いします。
英検(R)は単なる資格試験というにとどまらず、英語力を4技能オールラウンドに伸ばせる試験です。英検(R)のための訓練がアウトプットも含めて直接皆さんの英語力向上につながります。級が上がっていくたびにハードルも確実に上がりますが、やり甲斐もあり、目標を持って勉強できるのでモチベーションが維持できます。英語を始めてみようと思っている方はもちろん、英会話を現在やっている方も、ぜひ英検(R)のトレーニングを取り入れてみてください。クラスでお待ちしております。

各級に合格するのためのポイント

  • 2級
  • 長文読解のスキルとボキャブラリーがまず必要です。センテンス単位での理解はもちろん、文章がまとまったパラグラフ(段落)単位で筆者の主張をしっかり把握する必要があります。そのためには、読解の練習と同時に、確実に単語集を暗記しなければなりません。リスニングとライティングも通常の中学・高校ではほとんど習わないので、特別に訓練することをおすすめします。
  • 準1級
  • 長文読解のパッセージがより抽象的で長いものになり、パラグラフ単位での要旨把握力が2級以上に必須になります。長文の要旨を的確に把握するには、読解の練習と同時に、確実に単語集を暗記しなければならないのは言うまでもありません。また、リスニングのPart2が抽象的な評論文になりますが、こういった内容のリスニングは多くの方にとっては初めてで、最初は流れを掴むのにかなり苦労します。
    二次試験のスピーキングでは、イラストを元にストーリーを組み立てて話す力が求められます。少なくとも基本的な英会話力は必要ですが、それに加えて、先生について練習する必要があります。
  • 1級
  • リーディングもリスニングも、よりネイティブの英語に近いレベルになります。出題される単語や熟語もかなり難易度が高く、後にも先にもここでしか見ないような語彙がこれでもかと出題されます。他の級以上に単語集を完全に暗記しないと、合格は程遠いです。基本的に1級ではトレーニングに入る以前に、英字新聞を読んだり、スピーキングも単に英会話レベルではなく、簡単なディスカッションができるレベルのスキルが必要です。もちろん準1級が取れていればベストです。

武藤先生おすすめのセクション別勉強法

  • リーディング
  • 各級に応じて要旨把握と速読を訓練する必要があります。まずは時間を気にせず、文章の意味がはっきりと掴めるまで何度もパッセージ(文章)を読み込んでください。単語が分からなければ、その分パッセージの意味がぼやけてくるので、普段から単語集の例文を繰り返し音読しましょう。全体を5周以上繰り返す必要があります。ただし、2周目までは覚えようとせず、ただ読むだけにして、3周目くらいから覚える意識で取り組むといいです。
    単語は覚えるまでに時間がかかりますので、始めてからどんなに早くても3ヶ月、通常半年くらいは見ておいたほうがいいでしょう。速読力は自然に上がってきますが、読んでいる最中はできうる限り頭の中で日本語に訳すのはやめ、左から右、上から下に視線を動かし、返り読みしないように気をつけましょう。
  • リスニング
  • まずは何も見ないでリスニングを行います。内容がわかっていなければ、そのあと、聞き取れなかったところを必ずスクリプトで確認しましょう。その際、なぜ聞き取れなかったのかも客観的に分析しましょう。聞き取れない理由には、①単語を知らない、②英語らしい発音が聞き取れない、③英文そのものが読んでもわからない、などの理由があります。最後はシャドーイングの練習がマストですが、やり方はクラスで習得してください。
  • ライティング
  • 英文を正しい文法で英語らしく書く必要があります。クラスで毎週代表的なトピックに対してアイディアを考え、正しく構成し、正しく書く練習を繰り返しましょう。
  • スピーキング
  • ライティングもそうですが、英検(R)のスピーキングはただ喋ればいいというわけではなく、求められる「型」があります。一人で練習するのはなかなか難しいので、スクールのクラスで先生について行うほうが遥かに効率的ですし、最短距離で合格ラインまで行けます。